草むらの中の古典

先日全然別の場所で見つけた小屋と、どこか似ているトタンの小屋。

同じ勾配の切妻の屋根、左右対称の立面、十字型の窓、浅い軒の出。こちらは前面の草むらが良い引き立て役になっていて、継ぎ接ぎのトタンも渋い味を出しています。

陽の気配

小金井にて楽しい打合せ。お昼ご飯やデザートまでいただいてしまい、ご馳走様でした。

今回は、大きめにつくった模型に、偶然なかなか良い自然光が射しました。この気配をなんとか実物でも。丁寧に、頑張ります。

素朴で単純なもの

繁茂する植物たちの上にニョキっと突き出した、換気のための腰屋根。

アルミサッシなどついていない吹きさらしの腰屋根は、「空気を通す」という素朴な機能だけに特化して、その他の機能をあっさりと「諦めて」いることで、すんなりと周囲の環境に馴染むことが出来ているように思います。

いくつもの便利さや、複雑な機能を建物に求めすぎないこと。本当に必要なものだけを素朴に空間化し、それ以上のことは諦めること。