今年最後に歩いた山の、夕暮れのススキ野原。
劇的なものはひとつもないけれど、ひっそりと幻想的な原っぱでした。
大晦日。静かな年末をお迎えください。
来年も、どうぞ宜しくお願いいたします。
今年最後に歩いた山の、夕暮れのススキ野原。
劇的なものはひとつもないけれど、ひっそりと幻想的な原っぱでした。
大晦日。静かな年末をお迎えください。
来年も、どうぞ宜しくお願いいたします。
冷たい空気。単色の自然。
古い記憶のなかを覗きこんでいるような窓。
使いこまれた木製窓から外を見ると、時たま、なんだか古ぼけた「時間」の気配や痕跡みたいなものが、小さく区切られたガラスにぼんやりと映ったりするような感じがします。
風景をきりとる窓、というのはよくあるけれど、時間をきりとる窓、なんていうものがもしあったら、とても素晴らしいだろうなと思わされます。
木の幹の表面につもる雪は、どれもさらさらと美しく見える。
ひっそりとした雪景色の中の1本の柿の木。
寒空の下にぼんやりと醸しだされた人の暮らしの気配。
この日、移動中に見えた山脈は、雪をかぶり、蒼く光っているような感じ。
曇り空の鈍い光の下で、森の蒼と雪の白の重なり合いがとても印象的な日でした。
11月の空。稜線のかたち。森の色の薄さ。
なんだか地味だけど、どこか惹かれる山の構図。
朝の野原を照らす、透きとおった光。