活動内容

Ⅰ. 仕事について

規模・用途、新築・リフォームを問わず、幅広く活動しています。

住宅に限らず、古い建物の改装や、マンションのリノベーションや内装、店舗や事務所・旅館などなど、用途を問わず設計をしています。また、小さな小屋や部屋の内装、家具や棚のような小規模な計画のご相談も嬉しいです。ご予算についても、ローコストなものであったとしても、できる限りの知恵を絞って工夫を凝らしたご提案をできればと思っています。

地域については、特に関東圏に限った活動をさせていただいている訳ではありませんので、関東圏以外の遠方の地域であっても勿論、喜んでお引き受けいたします。むしろ遠方の地域であればあるほど、伺う楽しみも大きいです。もしお近くに素朴な山や森などあれば、一目散に歩きに行きたいです。

これまでの仕事に興味を持っていただけることが自分としてはまず何よりも一番嬉しいことですので、まだ具体的な時期や場所などが決まっていなかったり、ぼんやりとした相談事だけがあるような場合などでも、メールやお電話などでどうぞお気軽にご連絡ください。

ひとりで営む小さな設計事務所です。ご相談や実際の仕事に際しては、すべて自分自身がやり取りをさせていただき、丁寧にお話を伺い、自分の手で図面を描き、模型をつくり、珈琲をお入れして、敷地にも現場にも自分の足で歩いていって職人さんたちと直接やり取りをする。そんなことを何よりも大切にしています。

堅苦しい形式ばった会話などは正直あまり得意なほうではありませんので、もしもご相談をいただける場合には、まずはざっくばらんに、ゆっくりと気楽なお話しなどをさせていただけたら嬉しいです。


Ⅱ. 費用について

設計監理料については、新築住宅の場合、工事費の 10 %程度をおおまかな目安としてお考えください。
費用の詳細は、ご依頼の内容に応じて協議の上で決定とさせていただいております。建物の規模や工事費が極端に大きい場合や小さい場合などは、それぞれの状況に応じてご相談させていただいております。

また「最低設計料」のようなものは特に設けておりませんので、小さな規模・予算であっても気兼ねなくご相談いただけたら嬉しいです。住宅以外の用途の建物や、リノベーションや改修などに関しては、内容に応じて個別に算定をさせていただいております。

なお、以下の「家の設計から完成までの流れ」にも記載させていただいている通り、最初のご相談からお打合せを経て、初回のご提案をさせていただくまでの間は、設計料などの費用は基本的にはいただいておりません。お気軽にご連絡いただけたらと思います。


Ⅲ:家の設計から完成までの流れ

1. ご相談

メールやお電話にて、ご連絡をいただければと思います。
連絡先は「お問い合わせ」のページをご参照下さい。

2. ヒアリング

ご要望やご相談の概要や、建物のイメージなどについてお話を伺わせて頂きます。また、私のこれまでの仕事内容や建築に対する考え、設計の進め方などについても、丁寧にひとつひとつご説明させて頂きます。土地探し、物件探しからご一緒することも勿論可能です。建築の話ばかりではなく、暮らしや趣味の話など、ゆっくりとお話を出来たら嬉しいです。

3. 初回提案|1〜2ヶ月程度

実際に敷地に出向き、設計に必要な諸条件を確認いたします。その後、法令確認なども行った上で、図面と模型等によるご提案をさせて頂きます。ご提案後には内容をお持ち帰りいただき、じっくりとご確認いただいたうえで、ご依頼頂くかどうかをご検討ください。
(ご相談から初回のご提案終了時までは、費用はかかりません。)

4. 設計監理契約

ご依頼頂けることとなった場合、設計監理契約を取り交わさせていただきます。

5. 基本設計|2〜4ヶ月程度

お打合せを重ねて、具体的な間取りや建物の形などの検討をしていきます。お打合せ内容を受けて間取りなどに随時修正を加えつつ、建物の概要が定まってきたら、基本設計図書として図面にまとめます。

6. 実施設計|2〜3ヶ月程度

基本設計の内容をもとに、家の素材や設備・構造などの詳細についても検討を進め、実施設計図書(積算図書)にまとめます。途中経過などのご報告を兼ねて、この間にもお打合せの機会を設けさせていただきます。図面や模型などを通じて、建物の全体像を細やかにご説明させていただきます。

7. 工事見積|1〜2ヶ月程度

積算図書に基づいて、工務店さんに工事見積を依頼します。見積金額が出てきた後は、金額に応じて適宜仕様変更や減額案などのご提案をさせて頂き、予算調整を行います。予算調整が終わり、内容をご了承いただけましたら、工務店さんとの工事契約となります。

8. 建築確認申請手続|1ヶ月程度

工事見積完了後に建築確認申請手続きを行います。

9. 工事監理|6~7ヶ月程度

週1回程度の頻度で現場定例を行います。工事が設計図通り適正に進められているかなど、施工者との連絡・調整を緊密にとって確認をしていくとともに、お施主様にもご都合に応じて現場定例にご参加いただき、工事の進捗等を丁寧にご説明させていただきます。実際に建物をつくる職人さんたちとお施主様とが気軽に会話を交わせるような機会を、できる限りつくれたら良いなと思っています。

10. 竣工引渡し

工事完了後、各種検査を経て、竣工お引渡しとなります。

(※以上は住宅の場合のおおまかな目安です。用途や規模によって期間や内容は異なりますので、適宜ご相談のうえで決定をさせていただけたらと思います。)

写真:金田幸三