霧

7月、いろいろなところで霧に出会った。

山道に咲いていた白い、小さな花。
なんの花だろう。
力強い、凛とした幾何学を感じた。

空の小屋

丘のうえ。

湿原の植物たちのなかに身を潜めて、
空の中にそっと自分の屋根を浮かべるような、
寡黙で、しかし力強い存在感をもった山小屋の佇まい。

ただただ憧れる。。

伊勢

朝。伊勢神宮。

圧倒的な木の構築。
たちすくんで、震えた。

霧がでていた。

暮れる

日暮れ近くの、あおく澄んだ緑と、道。

歩く

山のことを誰かに話す時のような言葉で、建築のことを話したい。
雑木林のなかを歩くときのようにしんとした心で、町のなかを歩きたい。

などと考えながら、今日も事務所まで、てくてくといつもの道のりを。

尖塔

暗闇にしずかに消えていく幾何学的なかたち。