毎年、春になるとかならず、
早朝にこの角に座って、同じ声で鳴いていて、
すぐ横で眠っていたガジュマルと人間は、結局いつも同じ時間に、
重いまぶたを開かざるを得なくなってしまうのだ。
雑記
木取り図
計画している内装の家具製作のための木取り案。
1枚の板から、できる限り無駄を出さず、なるべく多くの材料を切り出せないか。
少しでも合理的に、少しでもシンプルに、少しでもローコストに。
簡素な家具の「成り立ち方」を、地道に、検討しています。
藪椿
ヤブツバキ。
名前の響きの中にある微かな野生味が、カッコいい。
山と海
新潟・角田山。
荒々しい日本海の海面へと向かって降りていくかのような、素晴らしい稜線。
以前設計した「勝浦の家」の敷地でも感じたことですが、
山と海とがすぐ近くに共存している場所は、いつもどことなく幻想的で、
地球の原点を感じさせるような、素朴な魅力に満ちている気がします。
ガーベラ
だいぶ昔。
枯らしてしまったガーベラを鉢植えに植えたまま1年以上ベランダに置いていた。
ガーベラはいっこうに蘇る気配もなく、茎も葉っぱも完全に枯れてしまい、ベランダの隅でしおれていて、自分の頭の中からもすっかりその存在を忘れてしまっていた。
ある春の日。雨あがりの晴天に誘われて、ベランダの前の掃き出し窓を全開に開け放ってみると、目の前に、それはそれは鮮やかな、太陽のような小さな花がただ1本、燃えるように、満開に、真っすぐに上を向いて咲いていて、思わずアッと声をあげてしまいそうになった。
、、、というようなことがあって、
その時に受けた衝撃は、以後もなかなか忘れ難い。ガーベラ。
ベランダ
ベランダのユキヤナギ。
(と、それに絡みついているハゴロモジャスミン。)
今年もちゃんと芽吹いてくれました。
あおぞらクラフトいち
続けて、もうひとつご案内を。
こちらも10年以上前、水戸の街でものすごーくお世話になった、
K5 ART DESIGN OFFICEさんが、街の人たちと一緒につくりあげてきた「あおぞらクラフトいち」が今回で20回目の開催を迎えられるとのこと。日時は4月27,28日。場所は水戸芸術館広場。
このようなイベントを20回も、手づくりで続けてこられるというのは、
本当にすごいことだと、心から思います。
これ以外にも、K5さんは水戸の街で数えきれないほどたくさんのアートイベントや人の集まる場を企画し実践されてきた方たちで、「PUNTO」というギャラリーショップの運営もされています。(一昨日のおやつを載せた木の器もPUNTOさんで購入させていただきました。)
ご興味ある方は是非!!水戸へ!!
ねたあとゆうえんち
おやつ
先日お土産にいただいたおやつ。
思わずほっぺた落ちそうなくらい超美味しかったです。
笠間の「きのみの」さんのごまショートブレッド。
まさに木の実のような、素朴で甘味のある深ーい味がしました。
ごちそうさまでした!
足もとの木
数年前に行った、平泉・中尊寺の、あるお堂の足もと。
華麗な屋根の扇垂木よりも、
参拝者の頭上を飾る美しい木の彫り物よりも、
足もとを地道に支えている柱や束の整然とした佇まいや、
梁の重みを支えていることを暗示する柱頭の素朴な組物などに、
やはりどちらかというと共感を寄せてしまいがち。
模型
あるプロジェクトの模型群。
ポピー
家に帰って灯りをつけたら、
今朝までつぼみのままだったポピーの花が突然咲いていた。
ストライプ
錆びた小屋。
トタンを打つ雨がつくったストライプ模様。
