冬に咲く桜

啓翁桜(けいおうざくら)。

机の上に挿しておいたら、
どんどんと咲きはじめて、もう満開。

キリっとした枝ぶりも冬らしく、
見ているとなんだか身が引き締まる思い。

朝日

去年から机の上に挿してあるカーネーション。
この色が控えめで、一番好きな気がする。

根元は少し枯れてきてはいるものの、まだ大丈夫。
それだけ今年の冬が寒いということなのか。
それとも自分のエアコン嫌いのせいなのか。

花は、瑞々しすぎず、生き生きしすぎず、
とはいえ枯れてもいない、このくらいの落ち着いた感じも、
いきものらしくて、ちょうどいい。

書初め

A2判のトレーシングペーパーに新年最初の1枚。
ある職人さんの家のラフな実測図。

ここ最近、パソコンや模型での作業が多かったのですが、
やはり手描きの清々しさ、楽しさは何ものにも代え難い。

窓をあけて、冬空の凛とした空気の中で線を引いていると、
余計な雑念が消えていって、単純な手の動きだけが残り、
どこか描いている建物に素直に向き合えているような気分になります。

「まっすぐな線もちゃんと引けないのは、人間が曲がっているからだ。」

最近読んだ本の中のそんな一節をふと思い出して、
製図板の前で、背筋をピンと伸ばしました。

新年

2019年、明けましておめでとうございます。

事務所は今日から仕事はじめです。
今年も携わらせていただいている仕事のひとつひとつに心を込めて、
楽しく、丁寧に、精一杯頑張りたいと思います!

個人的な今年の目標は、道で見かけた植物の名前を言えるようになること、
欲しいものは首から下げられる懐中時計!
事務所としては、新しい試みもいくつか考えています。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。