使いこまれた木製窓から外を見ると、時たま、なんだか古ぼけた「時間」の気配や痕跡みたいなものが、小さく区切られたガラスにぼんやりと映ったりするような感じがします。

風景をきりとる窓、というのはよくあるけれど、時間をきりとる窓、なんていうものがもしあったら、とても素晴らしいだろうなと思わされます。