茄子の台木

休日に、農業祭で見かけた1鉢の中の複数の野菜たち。

三鷹の茄子農家の方が「ナス科植物の親和性を利用し、ナスを台木として数々のナス科植物を接木」したものだとの注釈に、驚きました。

自分と異なるものでも大らかに受け入れて共存することのできる親和性。
この中で表現されていることは、そっくりそのまま、これからつくられていく建物たちが目指すべきものでもあるような気がします。

ひとつひとつは小さくとも、ここにある野菜たちのように、どこか懐かしい土の匂いのする、簡素でおおらかな寛容さを持った建物を、目指したいです。