耕す

耕されていないところを耕すひとに、いつだって大きな憧れを抱いている。
自分は誰かの手によって耕されたところに立っているのだということを、いつもちゃんと自覚して立っていなければと思う。そのことをまずははっきりと知ってから、それから、自分自身の手でひとつひとつ、手の届く範囲を耕していけたら良い。耕すひとに少しずつ、そーっとそーっと近づいていけたらいい。