「自分はただこの場所に、このようにして在れたら、それでいい。」

見え方とか受けとめられ方とか聞こえ方とか、そんなようなものの一切から遠く離れた素朴な場所で、ただ在り方だけを強く祈りながらじっと動かずに立っている。見上げると、そんな木がそこにある。