ゆきやなぎ

ベランダのユキヤナギ。腰壁の上を吹く風を避けるためか、先端の枝を枯らし、根元のほうから生き生きと枝分かれをくりかえして、年々低い姿勢になってきている。ほったらかしなのに毎年咲いて、力強いのに繊細で、上から見ると暗く尖り、横から眺めると澄ました顔で揺れていて、下から見上げると明るい。