風景をみること

そこに住まうひとが日々の暮らしの中の
ふとした瞬間にみつけた風景は、きっと美しい。

誰かに用意された風景を眺めるのではなく、
自分の足で、自分の目で、小さな風景をみつけたいなと思う。

すべての風景はあらかじめ既にその場所にそっと存在していて、
すべてのひとに開かれているのではないかと思う。
その風景をみつけること。その風景をちゃんとみつめること。

(写真:金田幸三)