陰影

「勝浦の家」を掲載していただいた『住宅建築』誌(No.480号)の誌面より、写真家・傍島利浩さんの、まるでトム・ヴァ―ラインのギターのような深い陰影が刻まれた写真。

傍島さんに今回撮影していただいた写真たちのその陰影を、今、窓の外の雨音を聞きながら改めて眺めていて、なんだか身体の中にグッと鋭い力がみなぎりました。

本屋さんに行くことさえままならないような重たい雰囲気につつまれた毎日ではありますが、でも、自分としては、暗い閉塞感にとざされたこんな日々にこそ見て頂きたい写真だと、あらためて強く感じました。

隔月発売の雑誌のため、2月半ばに発売されたこの号はもうまもなく店頭などから消えていくだろうと思います。このような時ですが、もし宜しければ、ご覧いただけたら本当に嬉しいです。