雨に濡れたずぶずぶの土の道がおわって、木道がはじまるところ。その両脇に大きな木が同じような高さで門のように聳えたっていた。いま久しぶりに写真で見てみると、そのふたつの木の間に見えない境界がぴーんと張られているみたいな感じがする。道よりも土よりも、誰よりもその2本の木が、瑞々しい。