歩くことと描くこと どこかの山を歩くことと、紙の上で手を動かすこと。 そのふたつは、とてもよく似ている。 どちらも効率が悪く、単なる徒労で、人間のエゴで、 どうしようもなく時間の無駄で、 その過程の中にほんのひととき静かな一瞬がある。