松林。

松は単独でヒョロリと立っているよりも、群となって生えている状態のほうが
その鋭い生命力が強調されていて、カッコいい。

同じように、古い民家の天井にうねる松の梁も、それらが暗い土間の頭上で
群をなして重力に耐えているからこそ、力強い生命力を感じさせるのだと思う。

いつか行った唐津の虹ノ松原の松たちも、やはり、強い風の中で尖がっていた。