夏の午睡

遠方の古い友人のお店。
結局、去年の夏に行ったのが最後の訪問になってしまった。

自然の色に溢れた匂いたつような静かな料理とそれを枠づけていた簡素な四角い木の器、カッコ良かったなあ。あの箱のような器に美味しい料理が丁寧にそっと配置されて目の前にそーっと運ばれてくるのを見ていると、昔ある厨房で料理の盛りつけをしていた時に言われた「器は庭だと思え」という言葉を思いだしたりもしました。

お店での時間は、なんというか、夏の日の午睡のようなおぼろげで心地よい、美しいまどろみの時間でした。(ただただ毎回昼間からお酒に酔っ払っていただけかもしれないけれども。。。)きっと記憶に残っていくであろう静かな時間と最高の空間を、ありがとうございました。