朝の来客

毎年、春になるとかならず、
早朝にこの角に座って、同じ声で鳴いていて、
すぐ横で眠っていたガジュマルと人間は、結局いつも同じ時間に、
重いまぶたを開かざるを得なくなってしまうのだ。